米フォーブス誌(電子版)はこのほど、「なぜ中国にバブル文化を破壊してもらう必要があるのか」と題した記事を掲載した。要約は下記の通り。
筆者は1991年、香港から深センに入ったとき、そこが小さな町から活気ある大都市に変わりつつあることに気づいた。現地の多くの人は貧しかった。私が視察した科学技術企業は、金属製のデスクと古いパソコンが置かれた倉庫内で事務をしていた。しかしここにはすでに、経済センターの種がまかれている。
深センと北京はすでに先進的な都市、創業の雰囲気が日増しに強まる金融センターになっている。毎日新たなベンチャー企業が創設され、一部の企業の規模はすでに米シリコンバレーの同業者に匹敵している。
多くの人は、中国は米国の真のライバル、脅威だとしている。彼らによると、中国の経営者とベンチャーキャピタルは米国よりも飢えており、より専門的で高い競争力を持つという。中国のベンチャー企業は強い向上心と勤労の文化を持ち、中国が米国よりも早く規模化による効果を手にしているというのだ。
これは耳に痛い話かもしれないが、そのほとんどが事実だ。ところでこれは悪いことだろうか?多くの面で、米国の経営者の精神は、すでに西に沈もうとしている。中国からの競争は、我々にとって良いことかもしれない。これは我々を目覚めさせる、我々の頭上に振りかざされた石だ。我々は自分たちの競争力の低下に気付かされる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年5月29日