ロシア商品を扱う中国最大のO2O越境Eコマースのプラットフォーム「俄品多」が22日、黒竜江省黒河市でスタートした。俄品多科技有限公司CEOの景権氏は取材に対し、「中国の仕入れ業者は現場に出向くことなく、ロシアの工場から直接いい商品を越境して買うことができます」と述べる。
対ロシアの開放前線基地である黒河市は、「竜江絲路帯」(中国・ロシア・モンゴルの経済回廊)にとって重要な拠点都市であり、中国東北部の伝統工業基地の振興とロシア極東地域の開発にとって重要な街である。中国の黒河と、ロシア・アムール州の州都であるブラゴエシチエンスク市は、河を隔てて隣接している。現在、両市の貿易や旅行、科学研究などの分野での協力はますます盛んになっており、「中露の双子の街」と呼ばれている。
「俄品多」というプラットフォームは、「インターネット+対外貿易」の越境EコマースB2Bモデルを打ち出している。同プラットフォームを通じ、オンライン取引からオフラインのアフターフォローまで、取引全過程を保証するサービスを行うことで、「ロシアでは難しいビジネスはない」という状況にしたい考え。同プラットフォームはまた、越境Eコマースの総合ソリューションサービスも提供し、越境Eコマースのエコシステムや産業群の育成を行う。中露越境貿易における最速の流通チャネルを構築する予定だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年5月25日