中国社会科学院のまとめによると、2016年1月~4月の自動車関連の消費額は1兆2000億元と前年同期に比べ約10%増加した。一定規模以上の小売事業者の小売売上高に占める割合が最大となり、自動車が消費の牽引役になっていることが分かった。「新常態」と成長モデルの転換・高度化の進むなか、自動車産業の市場集中度が継続的に高まっている。
中国自動車工業協会は先ごろ、2015年の国内自動車メーカー上位30社のリストを発表。完成車メーカー計18社がランクインしたほか、上海汽車、第一汽車、東風汽車、北京汽車の「ビッグ4」(中国4大自動車グループ)が上位4社を占めた。なお、同30社の売上高は前年同期比1.61%増の3兆8950億元に上った。
世界最大の自動車生産国であり販売市場でもある中国の自動車産業は、高速成長の段階を経て中高速成長期へと移行する「新常態」に入っており、若干減速したものの、堅調な足取りをみせている。
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