アリババ集団は1日、ソフトバンクグループから価値にして20億ドル相当のアリババ株を購入することで合意した。資金はアリババが現金で決済。またアリババの創業者と役員からなるアリババの株主は、ソフトバンクから別途で4億ドル相当のアリババ株を購入することで合意した。
ソフトバンクは同時に、「大手政府系ファンド」に5億ドル相当のアリババ株を売却すると発表した。ソフトバンクは総額50億米ドルの他社株強制転換証券を発行する。この証券は3年内に、アリババ株に転換できる。今回の取引により、ソフトバンクのアリババ株保有割合は28%に低下する。
アリババの馬雲会長は、「孫正義氏率いるソフトバンクは16年以上に渡り、アリババが重視する長期的な戦略パートナーだった。当社は双方の親密な協力関係の維持に期待している。ソフトバンクが財務改善の意向を示すなか、当社は自社株の買い戻しにより自社事業に投資することが資金の最高の活用法であり、当社の株主に実益をもたらすと判断した」と述べた。
![]() |
|
![]() |