それでも、大型テーマパークもまったく懸念がないわけではない。
膨大な敷地を要するテーマパークは建設コストが高く、投資の回収に要する期間も長い。さらに、運営の維持に大量の資本投入が必要。国内にある多くのテーマパークで経営戦略の差別化が図れていないなか、ディズニーやユニバーサルスタジオといった海外ブランドが参入し、VR (バーチャルリアリティー)などの新技術も台頭。テーマパーク市場は複雑さを増している。
一方、取材に応じた華強方特の劉道強・総裁は「総じてみれば楽観できる」との見方を示した。「上海ディズニーの開業は、中国でテーマパーク産業の先行きが見込めることを証明している」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月6日