中国外交部の張業遂副部長と米国のブリンケン国務副長官は5日、北京で第6回中米戦略安全対話を開いた。両者は中米戦略安全対話の仕組みを充分に活用し、関連問題について協議を行った。安全保障面で相互信頼を高め、協力を拡大、立場の違いをうまくコントロールし、安定的な協力関係の構築を推進することで合意した。6日は、第8回中米戦略・経済対話と第7回中米人文交流ハイレベル協議が開かれる。
2008年の第4回中米戦略・経済対話で始まった中米2国間投資協定(BIT)は、すでに24回の交渉を重ねた。段階的に成果が上がり、「ネガティブリスト方式」に関する交渉に入っている。交渉のカギとなる点は、中米戦略・経済対話、その前身と密接に関連している。
今回の経済対話では3つの議題が予定され、「開放的な貿易と投資」がそのうちの1つに選ばれている。財政部の朱光耀副部長は、「中米両国ともに相手国に対して市場開放とビジネス環境の改善を要求し、自国企業の収益拡大を狙っている」と指摘。「これは発展途上での問題であり、協力の過程で発生する矛盾でもある。建設的な方法で解決する必要がある」と述べた。