習近平主席が3月末の訪米でオバマ大統領と会談を行った際に、「中国側は米国とともに互恵的な米中2国間投資協定の早期合意を図る」との見解を示した。朱光耀副部長はこれについて、「中国側は両国首脳の重要なコンセンサスをしっかりと実行に移す」と述べた。2国間投資協定交渉を進め、中米経済協力の確固とした基盤固めを目指すとしている。
米財務省のシーツ次官(国際問題担当)は先ごろ、「米国側はあらゆる資源を投入し、オバマ大統領の任期内での交渉完了を目指す」と述べた。
太平洋両岸を頻繁に行き来する中米両国の会社経営者にとっては、今回の中米戦略・経済対話の期間中に、中米2国間投資協定交渉でカギとなる打開策を見い出せるかが最大の関心事となる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月6日