中国中車がこのほど明らかにしたところによると、子会社の中車戚墅堰機車有限公司が5月30日、中国路橋工程有限責任公司とケニア向け内燃車56台に関する契約調印式を行った。契約に基づき、戚墅堰公司は2017年5月までに路橋工程公司に内燃車56台を引き渡しすることになる。
内燃車が導入されるケニアのモンバサ-ナイロビ標準軌鉄道は、中国の基準、中国の技術、中国の資金、中国の設備が導入された初の海外鉄道プロジェクトで、路橋工程公司が建造を担当し、17年の商業運転開始を目指す。戚墅堰公司は施工ペースをにらみつつ、路橋工程公司に中国鉄道市場ですでに大量に使用されており、成熟して信頼性が高く、コストパフォーマンスも高い数タイプの内燃車を推薦。路橋工程公司は15年6月、プロジェクトに必要な貨物列車43台、旅客列車5台、入換機関車(スイッチャー)8台の計56台を入札を通じて調達するとした。入札に際しての厳格な評価とケニアの事業主の認可を経て、戚墅堰公司は16年5月20日に落札の通知書を受け取った。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年6月6日