「インターネットの女王」と呼ばれる米国の証券アナリストのメアリー・ミーカー氏は2日、同国カリフォルニア州で行われたイベント「コードカンファレンス」に出席し、2016年のネット情勢報告を発表した。ミーカー氏が年に1度の同報告を発表するのはこれが21回目だ。それによると、世界のネットユーザー数は30億人を超えており、複数の指標を踏まえると、中国は今やネット市場のリーダーになったという。
同報告によれば、中国のネットユーザー数は6億8800万人に達し、前年比6%増加し、増加率は前年の7%を下回った。08~15年に増加率は鈍化したという。
16年4月には、モバイルネットの分野でユーザー1人の一日あたり平均利用時間が200分になった。ネットユーザーが「BAT」と呼ばれる中国3大ネット大手の騰訊(テンセント)、アリババ(阿里巴巴)、百度(バイドゥ)の商品を利用する時間が総利用時間に占める割合は71%に達し、このうち「微信」(WeChat)が35%、「QQ」が10%だった。