中国自動車工業協会(中汽協)はこのほど、2016年5月の自動車生産・販売台数を発表した。
自動車生産台数は206万4900台と、前月から5.08%減少したものの、前年同月を5.01%上回った。販売台数は前月比1.66%減、前年同期比9.75%増の209万1700台。中汽協の葉盛基・副秘書長は、「5月の伸びは予想以上で、特に販売台数は年間予想の6%増を上回る伸び率を達成した。足元で中国自動車工業の成長速度は国民経済全体の成長率に相応している」と指摘した。
5月の乗用車の販売台数は179万3000台。前月を0.52%上回り、前年同期と比較すると伸びが加速している。うちSUVとMPVはそれぞれ36.25%増の62万7200台、28.2%増の18万100台。SUVとMPVの販売は依然として急速な拡大をみせている。
中汽協の許海東・秘書長助理は、「5月のSUV販売の伸び率はこの前の数カ月と比べやや鈍化。市場競争が激しさを増し、特に合弁ブランドによるローエンドSUVの投入が自主ブランドSUVの価格競争に火をつけた。ただ、総じてみれば、自主ブランドSUVの市場シェアは引き続き上昇している」との見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月16日