『フィナンシャル・タイムズ』傘下のFDIマーケッツによると、中国は初めて世界最大のグリーンフィールド投資国となった。
今年1-4月に中国企業が発表した海外のグリーンフィールド投資プロジェクトは126件で、投資総額は約294億3000万米ドルに上った。米国で同様のプロジェクトは661件だったが、投資総額は228億1000万米ドルと中国より少ない。中国は、プロジェクト件数が世界第6位にとどまったものの、投資額で世界トップに躍り出た。
中国最大のグリーンフィールドプロジェクトの投資対象国はモザンビークで、中国石油天然気集団が40億米ドルを投じ、新たな天然ガス輸送管の建設を支援する。モザンビークの後に、インド(38億米ドル)、アルジェリア(34億3000万米ドル)、フランス(34億1000万米ドル)、マレーシア(20億5000万米ドル)と続く。こうした大規模な投資は超大型プロジェクトに伴うもので、プロジェクト件数が多いのはインド(20件)、米国(15件)となっている。