6月22日午前10時、中国内蒙古自治区で最初の高速鉄道となる張呼旅客専用線(張家口-フフホト)のウランチャブ-フフホト区間で軌道敷設工事が始まった。
内蒙古自治区は高速鉄道が開通していない全国でも数少ない省・自治区の1つだ。張呼旅客専用線は、工期4年の予定で2014年7月に着工。完成後は建設中の京張高速鉄道(北京-張家口)と接続する予定で、内蒙古中西部地区から北京への快速旅客輸送手段となる。
また、張集鉄道(張家口-ウランチャブ市集寧区)の貨物輸送能力を発揮させ、内蒙古自治区の京津冀(北京市・天津市・河北省)経済圏への融合と地域経済の発展促進、公共交通の利便性向上に重要な意義を持つ。
完成後は、フフホト-北京間の鉄道所要時間が3時間以内に短縮し、京津冀地区からは内蒙古草原「日帰りツアー」が可能となる。週末は呼包鄂(フフホト、パオトウ、オルドス)の3都市周遊で、砂漠などの雄大な景観、北方の風景を楽しむことができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月24日