中国人民銀行(中央銀行)は5月6日の「2016年第1四半期金融政策執行報告」で、人民元為替レートの決定メカニズムについて「現在の人民元対米ドルレート基準値は『前日終値+通貨バスケットの変動』を含む要因で決定する仕組みが出来上がっている」と説明した。
張瑜氏は、「長期的に見て、『中国経済の高成長+大幅な貿易黒字+中米間の金利差がプラス』であることを総合的に考慮すれば、元安水準が長期的に続く基礎的条件は整っていないため、過度に悲観する必要はない。人民元相場は一時的に市場原理に基づき更に変動する可能性もあるが、平常心を以て対処する必要がある」とし、これは「為替レート形成システムが一段と市場化に向かう動き」だとみている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月6日