中国のグラフェン研究開発は開始がやや遅れたが、2010年以降に急発展した。現在は主要研究分野をすべて手がけており、全体的に海外先進水準に近づいている。一部分野では先頭集団を走り、独自の知的財産権を持つ。
知的財産権について、中国のグラフェン論文数は2012年に米国を抜き世界一になった。2015年の世界グラフェン特許データによると、1位はやはり中国で、米国、韓国、日本が続いている。
世界の80数カ国がグラフェン材料の研究を行っている。米国、英国、韓国、日本、欧州などはグラフェン研究を戦略として位置づけており、高い市場価値をもたらすことに期待している。IBM、インテル、ダウ・ケミカル、ゼネラル・エレクトリックなどの大手も開発を手がけている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年7月9日