中国税関総署の最新のデータによると、2016年上半期の中国の原油輸入量が1億8650万トンと、前年同期と比べて2315万トン増加し、伸び率は14.2%に達した。半期の前年比伸び率として、2013年、14年、15年の4%、9.5%、8.8%を大きく上回った。単月の輸入量を見ると、3月、4月と5月はいずれも3200万トンを超え、史上最高を続けて更新した。
中国の原油輸入量が1月の2669万トンから2月の3180万トンに急増。さらに、2月の国際原油価格が30ドル以下に下落したのに伴い、中国の原油輸入量は3月に3200万トンという史上最高水準を記録し、その後の数カ月間に高水準が維持された。
また、中国国家発展改革委員会(発改委)のデータによると、上半期の中国の原油生産高が前年同期比4.8%減、原油加工量は同8.9%増だった。中国の石油企業が一部国産原油を安い輸入原油に置き換えたことが分かる。