2015年3月に自由貿易区が発足して以降、横琴には、好材料となるニュースが絶えない。横琴チェックポイントでは24時間の通関が実現され、港珠澳(香港・珠海・マカオ)大橋では建設中の両端が連結し、区内では各種の大型産業が続々と進出している。横琴は、中国南部で特に注目を集める投資先エリアとなっている。横琴には、無数の投資者が未来を好感するいかなる魅力があるのか。横琴の魅力に目を向けてみよう。
マカオから200メートルの国家自由貿易区
珠海横琴島は、マカオとは川を隔てて接しており、その距離は200メートルに満たず、広東・香港・マカオの緊密協力のカギを握る要地と言える。横琴は2009年、中国で3番目の国家級新区として認定された。2015年には自由貿易区が発足し、中国初の「一国二制度モデル区」として、マカオ経済の適度な多元化発展を促進する新たな舞台、新たな要地としての役割を発揮するようになった。国務院によって認可された近年の地域開発政策のうちで、開放度の最も高く、革新の余地の最も大きな政策の一つとなっている。
「特区中の特区」 年間投資額3200億元超
横琴は、「経済特区よりもさらに特殊な優遇政策」を実施していることで、「特区中の特区」と呼ばれている。国務院によって認可された近年の地域開発政策のうちで、開放度の最も高く、革新の余地の最も大きな政策の一つと言える。2015年に自由貿易区が発足してから今年6月までに、横琴自由貿易区の商事主体の登録数量は2万1千社を超えた。すでに誘致されたまたは商談中の世界トップ500企業は63社、国内トップ500投資プロジェクトは98プロジェクトにのぼり、建設中の82重点プロジェクトの総投資額は3200億元を超えている。
5大空港・7大埠頭・9大橋 広東・香港・マカオをつなぎ世界の資源にアクセス
広東・香港・マカオ核心圏内にある横琴は、陸海空の交通網が密集し、世界の資源にいつでもアクセスすることができる。珠港澳大橋は2017年に全線開通する予定となっている。開通後、珠海から香港までの所要時間はわずか30分となり、横琴の車両はほぼ直線的に香港とマカオの間を往復できるようになる。香港金融業の移転を受け入れ、国際金融サブセンターとなることも計画されている。交通が都市発展の動向を決定するとすれば、横琴の交通計画からは、まさに発展しつつある国際新区の姿をうかがうことができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年8月8日