米ウォルト・ディズニーが発表した今年第3四半期決算によると、同期の利益は前年同期比4.59%増の25億9700万ドルだった。売上は8.98%増の142億7700万ドル。ウォルト・ディズニーは第3四半期決算で、上海ディズニー開園前の巨額の投資と来園者数の伸び悩みが、国際事業の業績低迷の原因になったと表明した。
世界6番目の上海ディズニーランドが、今年6月に開園した。テーマパーク・リゾートエリア事業は、市場から注目を集めていた。テーマパーク・リゾートエリア事業は、第3四半期に6%の成長を実現した。ウォルト・ディズニーの関係者によると、これは国内テーマパーク事業の成長が、国際事業の低迷を相殺したためだ。
今年のイースター期間中の来園者数は予想ほど伸びなかったが、来園者の消費増とコスト削減などの要因により、国内事業は成長を実現した。ウォルト・ディズニーは来園者の消費増の原因について、主に平均入園料の増加と観光路線によるものとした。
ウォルト・ディズニーのロバート・アイガー会長兼CEOは先月中旬、上海ディズニーの来園者は開園から1ヶ月内に100万人を突破したと発表した。しかしこのほど発表された第3四半期決算によると、ウォルト・ディズニーは上海ディズニーランドの来園者数に満足していない。
ウォルト・ディズニーは、国際事業の売上が伸び悩んだのは、上海ディズニー開園前の巨額の投資と来園者数の伸び悩みによるものとした。またディズニーランド・パリのコスト高も原因の一つだ。しかし上海ディズニー開園の影響を受けると憶測されていた香港ディズニーランドは、コスト削減と来園者の消費増により、上海ディズニーとディズニーランド・パリの悪影響を相殺した。
このたび発表された第3四半期決算によると、有線テレビ放送が第3四半期も、ウォルト・ディズニーの業績をけん引した。第3四半期の売上は、前年同期から2%微増の59億600万ドルに達した。テーマパーク・レジャーエリアは6%増の43億7900万ドルでこれに続いた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年8月12日