■「連動した」は連動式発展を指し、貿易と投資の促進、インフラのコネクティビティ強化、世界経済の共同発展の推進を含む。
グローバル・バリューチェーンの時代にあって、どの国も単独では発展を実現できず、どの地域貿易小集団の効果も長続きはしない。中国の提唱する「連動式発展」の概念は、垣根を取り払い、資源が移動し、共に話し合い、共に構築し、共有する発展の実現だ。
習主席はG20サミット発言で、貿易と投資を世界経済の「血液の流れ」にたとえた。血液が通じれば体は健やかになる。したがって、中国の主催するG20は、貿易と投資をさらに後押しし、WTO多角的貿易交渉の前向きな発展を促す。
連動式発展の前提は相互包含的な開放型世界経済の構築だ。中国はすでに「開放型経済新体制の構築」を基本国策としている。G20政府間協力を通じて、中国は世界の自由貿易を後押しする。
連動式発展は、インフラのコネクティビティ、道路、電力、ネットワークが通じるようにすることも意味する。これは中国自身の発展経験だ。現在、中国はこの経験を世界に捧げ、G20の世界経済の長期的効果あるガバナンスのテーマとした。
中国の打ち出した「一帯一路」(the belt and road)構想はまさにこうした目標に寄与するものだ。施設が互いに通じ、貿易が滞りなく通じ、資金が流通する。「通」の一字が、連動式発展のテーマをはっきりと示している。