国際通貨基金(IMF)は12日、中国経済のリバランスが引き続き進むとみて、経済の先行きに対するポジティブな見方を据え置いた。
IMFは同日発表した中国に関する「年次審査リポート」で、中国経済の今年のGDP成長率が6.6%に達するとの予測を示した。
IMF中国研究部門のダニエル・ジェームズ氏は、中国の経済成長が人々か称賛されており、これは中国の政府指導部が積極的に改革を進めた成果を反映していると説明した。
IMF理事会は、中国の金利自由化、人民元国際化、都市化などで著しい進展がみられたとの見方を示した。安定と協調の政策が中国の穏やかな経済モデルチェンジの成功につながり、同時に世界経済にも好影響を及ぼすとみている。
IMFは、社会保障の整備に伴って中国経済の内部と外部の均衡が進む上、個人の可処分所得が着実に増えていけば消費が持続的に成長すると予想。また、経済成長の基盤が工業からサービス業へとさらに転換していると分析した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年8月16日