このほか、投資貿易の範囲が拡大を続け、協力の範囲もより広くなった。同委がまとめたデータをみると、これまでに中国企業が「一帯一路」沿線各国で建設した協力パークは46カ所に上り、中国人民銀行は沿線21カ国の中央銀行と二国間通貨スワップ協定を結んだ。教育部は沿線60数カ国と教育協力合意を締結し、沿線各国で学校運営プロジェクト37件を進め、孔子学院を131校、孔子課堂を119校、それぞれ設置した。
▽生産能力協力が緩やかに推進
今年に入ってから、中国は国際的な生産能力協力を引き続き加速させ、外需拡大で目立った成果を上げている。同委のデータによると、中国はこれまでに22カ国と二国間生産能力協力の合意または覚書に調印し、「一帯一路」沿線各国および国際生産能力協力重点国家との間で計画やプロジェクトのマッチングを展開してきた。1-6月の対外請負プロジェクト事業の新規契約額は997億ドル(1ドルは約100.6円)に上り、前年同期比15%増加した。
趙報道官は、「国際的な生産能力協力が加速する過程で、中国は条件を満たした企業が市場を方向性とした生産能力資源の配置を進め、質が高く環境保護に配慮した生産能力と設備で協力展開国の工業化ニーズに対応することを積極的に支援してきた。セルビアのスメデレヴォ鉄鋼工場プロジェクト、マレーシアのマレーシア・中国クアンタン産業パークでの350万トン規模鉄鋼プロジェクト、インドネシアの60万トンニッケル鉄精錬プロジェクト、エジプトのガラス繊維第2期プロジェクト、カザフスタンの100万トン規模クリンカープロジェクトなど、一連の生産能力協力プロジェクトが安定的に進められている」と述べた。