政治的相互信頼の「大舞台」、第13回中国・ASEAN博覧会(China-ASEAN Expo、CAEXPO)が11-14日に中国広西チワン族自治区南寧市で開かれる。中国とASEANは各分野で交流協力を展開しているが、それは高級レベルの後押しと切り離しては語れない。CAEXPOにはここ12年で、中国とASEANの首脳59名、閣僚2500名余りが出席した。開会式の講演や首脳会談、閣僚協議、ビジネス対話など高級レベルの交流を通じて、中国とASEANは政策や産業の発展に向けた方針を世界に発信し、国家レベルの協力に関するコンセンサスを企業や地方政府のレベルで実施できるよう推進してきた。
中国・ASEANをテーマとしたCAEXPOは開始以来、商品貿易、サービス貿易、投資協力などの面で双方の企業や業界団体のマッチングを推進してきた。第12回のCAEXPOでは、6万5000人のビジネスマンとバイヤー企業85社が参加し、国際経済協力プロジェクト62件と国内プロジェクト107件の契約が結ばれた。中国とマレーシアの商談会では、中国・マレーシア欽州工業団地とマレーシア・中国クアンタン工業団地(MCKIP)の姉妹工業団地が、世界の投資企業と60億元の投資契約を結んだ。
CAEXPOの波及効果で、中国の機械設備、電子機器、建築材料、軽工業品などの優良製品がASEANのバイヤーから注目されている。一方で、ASEANのコーヒー、フルーツ、宝飾、ゴムなどの特産品も中国市場に入ってきている。