2013年10月:習近平主席と李克強総理はそれぞれ東南アジアを訪問。ASEAN諸国とのより緊密な中国・ASEAN運命共同体の建設、21世紀海上シルクロード構想、中国・ASEAN「2+7協力枠組み」の構築を提起した。また、戦略的信頼関係の深化、経済発展重視のコンセンサスを基盤に、政治、経済貿易、相互接続、金融、海洋問題、安全保障、文化交流の7つの重点分野について協力を推し進める。
2014年9月:双方は自由貿易区アップグレード交渉を開始。2015年11月に中国・ASEANは「中国・ASEAN包括的経済協力枠組み協定」修正議定書に署名。アップグレード交渉が円満に完了した。同年、地域包括的経済パートナーシップ協定交渉が実質的に進展した。
2016年:中国・ASEANは対話関係構築から25周年を迎える。この1年は双方の戦略的パートナーシップの5カ年「行動計画」スタートの年だ。7月には中国・ASEAN自由貿易区アップグレード関連規定書が発効した。今年上半期に、双方の貿易額は2090億米ドルに達し、中国はASEANにとって最大の貿易相手国としての地位を維持。ASEANは中国にとって第3の貿易相手国だ。中国・ASEAN関係は新たな出発点に立ち、新たなチャンスを迎えようとしている。双方の協力関係は「成長期」から「成熟期」へと、急成長の段階から質的向上の段階に踏み出そうとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月12日