中国外交部の耿爽報道官は27日の定例記者会見で、人民元のSDR(特別引き出し権)正式採用は、中国が世界の金融システムと融合する重要な一里塚だとし、これはSDRの代表性と魅力を高め、国際金融市場の安定を促すとの見解を示した。
耿爽報道官は、「人民元は10月1日付けで国際通貨基金(IMF)のSDR通貨バスケットに正式に組み入れられる。SDR構成通貨に発展途上国の通貨が採用されるのはSDR創設以来初めてのことだ。中国が世界の金融システムと融合する重要な節目となり、中国の改革開放の成果が国際社会から信認されたことを示す。また、SDR自体の代表性と魅力を高め、国際金融市場の安定を促す」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月29日