中国の国慶節(10月1日)連休最終日の9日まで、「スペインオリーブオイル」とスペイン政府農業、食品、環境部門は共同で、中国の北京や上海など複数の場所でブランドプロモーション活動を行った。中国市場でのブランドシェア確保に注力している。
在中国スペイン大使館の商務参事官は現地で、中国が今やスペインのオリーブオイルにとって世界で最も重要な市場の一つとなったと述べた。「21世紀初めにスペインからのオリーブオイル対中輸出量はわずか160トンと、顧客ランキングの第58位だった。わずか15年間でこの数字は150倍以上に増え、2015年には2万5000トンを超えた。中国は非常に活発な市場で、巨大な成長力を持っている」。品質、生産量、販売量はもちろん、輸出量でもスペインオリーブオイルは世界随一と紹介。平均年産140万トンは、世界全体の50%前後を占める。今年6月時点で、スペインオリーブオイルの中国市場シェアは78.54%を超えた。
また、スペインオリーブオイルのマーケティングディレクターを務めるラクイア・ディアス氏は、中国市場で健康的な飲食理念の台頭や消費の高度化が一線都市(大都市)から周辺地域に広がり、オンラインビジネスモデルもブランド普及を後押ししているなどのポジティブな見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年10月11日