人民元対米ドル基準値が6.7元台の元安水準に 市場の実勢を反映

人民元対米ドル基準値が6.7元台の元安水準に 市場の実勢を反映。

タグ: 人民元

発信時間: 2016-10-11 11:40:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

10日の人民元対米ドル基準値は1ドル=6.7008元に引き下げられ、6.7元台まで元安にふれた。中国の国慶節連休前の最後の営業日と比べ0.023元の元安水準で、昨年8月11日の人民元為替相場形成メカニズム改革以来の最低水準となった。

人民元対米ドル基準値が6.7元台の元安になったのは、国慶節連休中に国際金融市場の変動が激化し、米ドル指数が顕著に上昇した影響が考えられる。英国が経済的な打撃をいとわずにEU離脱に突き進む「ハード・ブレグジット(強硬離脱)」への懸念から、英ポンドは7日、対米ドルで31年ぶり安値となる1ポンド=1.1841ドルまで急落した。エジプト・ポンドの切り下げ圧力拡大も新興国市場通貨の下落を招いた。また、米国の経済統計が全体的に良好なことを受け、12月の利上げ観測が高まり、米ドルが上昇。国慶節連休期間中に米ドル指数は1.22%上昇した。このような状況で、「前日終値+通貨バスケット調整」方式に基づき基準値を決定すれば、人民元為替相場は元安にふれるのが正常だと考えられる。

業界関係者は、「米ドル高が進行すれば、人民元は短期的に元安が続く可能性があるが、長期的に見ると落ち着く可能性が高い」と予想する。

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