世界的危機や中国経済の減速にもかかわらず、世界の貨物輸送に革命をもたらす可能性のある北極海航路の整備が引き続き安定的に進められている。
8日のスペインEFE通信の報道によると、プレハーノフ記念ロシア経済アカデミーのセルゲイ・バレンティン教授は「北極海航路はスエズ運河ルートと競合することは無いだろうが、1つの代替手段を提供することが可能だ。治安の良さが大きな強みとなる一方で、気候がネックとなる」と指摘した。
ロシアのプーチン大統領は、2011年に北極海航路の整備を打ち出した際、「この航路は価格、安全性、品質の面で既存の航路と競争できる国際的な重要輸送ルートとなる」と述べた。
それ以来、ロシアは荒廃した北部海岸で、北極砕氷船艦隊、補給港、救援センター、軍事基地の整備に着手した。