米ゼネラル・エレクトリック(GE)社のジョン・ライス副会長はこのほど、中国の「一帯一路」構想を支持し、技術、サービス、グローバル資源の面で中国企業を支援する考えを示した。
ライス副会長はこのほど開かれた「中国発、グローバル『一帯一路』リーダーズサミット」で、中国の「一帯一路」構想について、「中国の製造業のモデル転換と高度化、沿線国の経済成長と民生改善に真の利益をもたらす」との見方を示した。GEは、中国のEPC(Engineering Procurement Construction、設計・調達・建設)プロジェクトマネジメント企業として20年に渡る協力関係を結び、180以上の国と地域で事業を運営してきた多国籍企業だ。「一帯一路」構想は、GEと中国の第三国インフラ市場での開発事業に新たなチャンスをもたらす見込みだ。
GEは近年、中国で3つの発展戦略を進めている。フルデジタル化、フルローカライズ、中国企業とのグローバルパートナーシップの関係構築だ。中国企業はGEとのEPC市场開拓を強化し続けており、2015年には、中国機械工業集団が建設するケニアKipeto風力発電プロジェクトでGEの風力発電機60台が採用された。このほか2016年には、中国能建集団のバングラデシュ発電所改修プロジェクトではGEのF型コンバインドサイクルユニットが採用された。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年10月17日