南アフリカ政府は、観光業発展を重要な取り組みの1つにし、特に中国、インド、ブラジル、ロシアからの観光客の開拓に重点を置いている。ロシア政府観光局の「ボーダレス世界」の統計によると、2016年第1~3四半期に査証免除でモスクワとサンクトペテルブルクを訪れた中国人観光客は32万人で、前年同期比20%増加した。
BRICs諸国間の多分野での協力において、観光業の協力は重点であり、BRICs諸国間の文化交流と人員往来を推し進め、国家間の友好関係の発展に新たな動力となった。
南アフリカ観光局は近ごろ、上海と北京で業界シンポジウムを開き、中国との観光分野における協力と交流の強化について模索した。ロシアのデレック・ハネコム観光相は自らステージに上がり、中国市場への重視を表明した。
観光イヤー活動の実施により、中ロ両国の相互訪問は近年、爆発的な増加となっている。両国は2012年に団体旅行者向けの査証免除の協定に調印した。協定によると、両国公民は団体旅行という方法で査証手続きなしで相手国に観光に行ける。2014年、中国はロシア最大の観光源になった。15年、ロシアを訪問した中国人観光客は100万人を突破した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年10月16日