国家発展改革委員会は10月13日午前に記者会見を開催し、マクロ経済状況を伝えるとともに、注目される問題について質疑応答をした。同委員会報道官の趙辰昕氏は、「全体的にみて現在の中国マクロ経済は安定した動きを見せており、深化された改革措置が着実に進められている。中国経済のさらなるモデルチェンジとバージョンアップへの足取りはより堅固なものとなっている」と述べた。
最近、中国の生産能力改革の進捗度合が海外で注目を集めている。記者会見において趙辰昕氏は、「発展改革委員会や工業情報化部といった関連部門の働きかけ、および関連企業の努力により、生産能力改革が順調に進んでいる。9月末までに鉄鋼と石炭の2つの業界において生産能力の調整が大きく進んだ」と答えた。
生産能力の安定化が進むと同時に、デレバレッジ(レバレッジ率の引き下げ)も順調に進んでいるという。デレバレッジが経済のシュリンクをもたらすのではないかとの質問に同氏は、デレバレッジが直ちに経済のシュリンクにつながると単純に考えることはできないとした上で、具体的なポイントとして以下の3点を挙げた。