フランスメディアによると、対外貿易や観光、外事などを手掛けるディアス・フェイカー国務秘書がマカオ世界観光経済フォーラムのフランス展示区を回った際、ウェブサイト「フランス24時」のスクリーンに、7月14日に起こったニースのテロ事件の被害者追悼式の関連報道が放送されていた。これを見た同氏は、遂行すべき大きな任務を改めて思い出した。この数か月、フランス行きを諦めてきた中国人観光客にもう一度、キラキラとしたフランス観光のイメージを伝えるという任務だ。
フランス紙「レ・ゼコ」は10月17日付記事で、フランス観光発展局のデータによると、今年1月から7月までにフランスを訪れた中国人観光客は前年同期比で20%減少したと報じた。ニースのテロ事件が発生してから急速に減少し、8月は30%減だった。同局中国事務室の鄧佳琳マネジャーは、「今年フランスを訪れる中国人観光客は160万人まで減少する。昨年比で4分の1減になるだろう」と推測する。