フィリピン中央銀行(BSP)は24日、中国の人民元を自国の外貨準備に含めると発表した。英BBCが報じた。
ドゥテルテ大統領は先週、フィリピン経済界から200名を引き連れて訪中し、中国と新たな経済同盟を構築したいと述べた。
フィリピン中央銀行の外貨準備は、現時点で約859億米ドル。米ドルを中心に、国際通貨基金(IMF)の特別引出権(SDR)、金から構成されているが、10月13日付で人民元を正式に外貨準備に含めた。
フィリピン中央銀行は、中国経済と金融の国際的影響力が強まるのに伴い、人民元も広く使用されるようになると指摘。これとともに中比両国間の貿易額も増加する見通しであるため、上記の様に決定したとしている。