横琴自由貿易エリアの今年1-8月期の累計域内総生産は昨年同期比20.2%増の93.4億元、固定資産投資は同比22.84%増の242.3億元、一般公共予算収入は同比16.2%増の33.24億元にのぼった。また外資直接投資は実質ベースで5.0億ドルに達し、昨年同期を78.6%上回った。国内経済が下方圧力を受ける中、横琴自由貿易エリアは依然として良好な発展の勢いを保持している。
今年年初以来、横琴自由貿易エリアは、「中国(広東)自由貿易試験区総体プラン」と2016年の革新発展事業の要点をめぐって、制度革新を核心とし、香港・マカオとの協力や開放の拡大、革新駆動という中心となる取り組みを全面的に深め、横琴に大きな経済的活力を生んできた。
横琴自由貿易エリアは、世界銀行の評価体系を基準として、香港のような最良のビジネス環境を目指し、企業経営の便利化の角度から政府の機能転換を推進し、「制度革新」「行政サービス」「市場監督管理」「司法行政」「クリーン政治建設」の「5大体系」の建設の深化を手始めとして、重点となる分野とカギとなるポイントにおける革新・ブレークスルーを計画的かつ順序よく進めてきた。
すでに179件の改革革新措置が実施されており、このうち「政府知能化監督管理サービス新モデル」は全国自由貿易試験区最良実践事例に選出され、6件の改革革新事例は広東省自由貿易試験区の最初の制度革新事例に選出され、17件の改革革新措置は広東省の最初の複製・普及可能経験27件の重要な一部とされ、6件の改革革新措置は珠海市全体での複製・普及が進められ、商事主体電子照明銀行カードなど8件の事例は広東自由貿易試験区金融改革革新事例に入選した。
広東省政府は最近、中国(広東)自由貿易区の複製・普及可能な改革革新経験の第2弾となる39件を発表した。このうち横琴が主導する革新は13件、積極的に参加する革新は7件で、総数は20件に達し、広東省の改革革新経験に占める割合は50%を超えた。
このほか広東省自由貿易弁公室が委託する第3者評価機構である清華大学の評価チームが提出した広東自由貿易試験区評価報告でも、横琴自由貿易エリアは高い評価を獲得した。報告によると、世界銀行の「企業開設」(Starting a Business)指標によってはかれば、横琴自由貿易区のビジネス環境はすでに、世界の先端水準に迫っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年10月25日