17日に第9回国際電動自動車新型リチウム電池会議(ABAA9)を取材した記者によると、2020年までに中国で新型リチウム電池が量産化され、動力電池スマート製造の実現により製品のコストパフォーマンスが大幅に上昇する見通しだ。
中国科学技術部ハイテク研究開発センターの卞曙光副主任は、現在世界のリチウム動力電池の生産が中国、日本、韓国に集中し、なかでも中国の企業数が最も多く、生産能力も最大と紹介した。
「中国はすでに整備されたリチウム動力電池産業チェーンを構築し、動力電池の配合設計、構造設計、製造工程・技術が可能となった。生産ラインも次第に半自動から全自動の大規模製造へと移行している」と述べた。
卞曙光副主任は、中国のリチウム電池企業がハイエンド材料と基礎研究や、電池の安全性、信頼性、システム管理技術などにおいて海外先進企業とはまだ大きな差があると指摘した。