「包摂的発展とアフリカのデジタル化」をテーマとした第5回アフリカインターネット・ガバナンス会議が、このほど南アフリカのダーバンで開かれた。会議には、国連アフリカ経済委員会(UNECA)、アフリカ連合(AU)、アフリカ各国政府、情報関連業界から150名以上が参加した。会議では、インターネット経済の潜在力に注目し、IT技術を通じてアフリカ諸国の経済のモデル転換と社会発展をどのように推進するかについて重点的に議論が交わされた。
電気通信・郵便サービス省のクウェレ大臣は、「インターネットは既に世界の経済発展の重要なエンジンになっている。アフリカ大陸はチャンスを逃さず、ネットワークのインフラ整備と技能訓練を急ぐべきだ。そうしなければ世界のインターネット経済に深く入り込み、第4次産業革命のブーム到来を迎えることはできない」と語る。クウェレ大臣はまた、南アフリカは2013年に「南アフリカブロードバンド政策」を発表し、国内でのインターネット普及を推進する方針を示した。また、情報通信(ICT)政策白書を先ごろ発表し、インターネット産業発展に向けた法整備を行った。