現代人の最大の関心事であり、今後の最大の潜在マーケットとして、大健康産業「第13次5カ年計画」ハイテクイノベーション特別プランが大きな進展を見せている。同プランの編成責任者である清華大学の李蔚東研究員は「同プランは関連部委員会や専門家に送られ、すでに修正意見が出され、さらに完全なものとなり、年内に公表される見込みである」と述べた。
これについて業界専門家は「ここ2~3年の調査研究を経て、薬品、医療機器、大健康製品及び精確化・均等化・スマート化・一体化を推進した新型の医療健康発展モデルなどの産業の大枠が形作られている。この先5年間、10兆円規模の大健康産業投資が全面的に拡大していく」と語った。
従来の考えでは病院・医療・薬品・医療機器が健康産業であったが、実際のところ、これらは病気を予防・治療する医薬産業であった。世界保健機関(WHO)が発表した健康決定要素によると、医療サービスの健康への貢献率は8%だった。
アメリカや日本、さらには多くの発展途上国と比べて、中国の大健康産業はスタートアップの段階にある。統計によると、アメリカの健康産業のGDPに占める比率は15%超。カナダ・日本なども10%を超えているのに対し、中国は4~5%に過ぎない。ある専門家は、健康産業ハイテクイノベーション特別プランが実施されれば、10兆元規模の産業投資がスタートするとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年10月24日