今年の成長はなぜこれほど猛烈なのか。珠海横琴自由貿易エリア管理委員会の担当者によると、横琴とマカオとのサービス要素の流動はますます便利となり、横琴口岸(チェックポイント)では24時間の通関が実現され、注目の集まるマカオナンバー単独車両の横琴出入政策も6月21日の広東・マカオ協力合同会議で「協定」締結にこぎつけている。マカオと横琴を出入りする小型車両については、両地の検査設備による監督管理結果の相互認証をまず展開し、横琴口岸(横琴側)と蓮花口岸(マカオ側)とで検査結果の参考と相互認証が実現されている。
さらにマカオの支援政策もより細やかなものとなっている。横琴は、マカオ投資グリーンチャンネルを設立し、マカオの投資家に向けた特別のサービスを実施している。「横琴粤澳(広東・マカオ)発展基金」を設立し、マカオの投資プロジェクトの建設を優先的に支援している。「香港資本は香港モデルで、マカオ資本はマカオモデルで」の試行を始め、香港とマカオの投資プロジェクトを試行対象として選び、全プロセスの終身責任追及制を実行し、香港とマカオのプロジェクト監督管理モデルとの接続を進めた。民間投資類建設プロジェクト管理モデルを独自に構築し、「施工許可手続」を突破口として、「審査認可」「建設工期」「投資コスト」の3つの面での取り組みを進め、マカオ企業の民間投資プロジェクトの施工許可手続を40%以上圧縮し、プロジェクトの申請と建設の周期を30%短縮し、プロジェクトの直接経済コストを3%引き下げた。
紹介によると、横琴ではすでに、香港・マカオ住民の実質的な個人所得税負担が香港・マカオとほぼ同じ水準にまで引き下げられている。個人所得税の差額手当を受けた香港・マカオの永住者は94人に達し、補助金額は1500万元を突破し、昨年同期から123.15%増加している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年10月26日