中国企業がブラジルでM&A拡大 世界最大の投資家に

中国企業がブラジルでM&A拡大 世界最大の投資家に。

タグ: 中国企業

発信時間: 2016-10-27 13:57:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

産業別で、中国企業によるM&Aは、ブラジルの電力産業からその他産業へと広がっている。リンス主任は、今後中国のM&AがIT、生物医学、交通運輸などに広がり、単純な「資源物色」から、それをベースとした先端技術、マネジメント経験、ブランド、クロスボーダー市場シェアなどの確保に力を注ぐことになるとの見方を示した。

M&Aの手法別では、中国企業による株式買収の割合が上がった。今年のM&A取引事例をみると、買収側と売却側は対象企業の継続収益と投資価値に強く注目している。中国国家電網公司は2度の買収を通じ、ブラジルの電力供給企業、CFPLエネルギーに対する持株比率を23%から52.4%に引き上げた。最近では、三峡国際エネルギー投資集団が12億米ドル(債務含む)で米デューク・エナジーのブラジル会社の全株式を買収すると発表。取引完了後に、三峡集団のブラジルでの発電容量(持分含む)は827万キロワットに上る見通しだ。

地域別でみると、ブラジルでのM&A拡大は、中国による海外M&Aの均衡化につながる。中国企業は世界中の主要経済国でM&Aを行っているが、これまでは米国、ドイツ、英国、イタリア、カナダなど先進国がメインだった。ブラジルでのM&A拡大で、発展途上国だけでなく、南半球の国家もM&Aの対象地域となり、中国企業が経営目標とするグローバル化を進めることになる。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年10月27日

 

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