世界最大のネットショッピングカーニバル、天猫(Tmall)「双11(ダブル11)」(11月11日、中国の独身の日)まで、残り2週間を切った。
これまでの数年間、消費者が「ダブル11」に求めてきたのが、「目新しさ、にぎやかさ、安さ」だとすれば、8年目となる今回は、彼らの需要は明らかに変化している。価格は最も重要な要素ではなくなり、商品が彼らのカスタマイズ需要に応えられるかどうかが鍵となる。
今年の「ダブル11」は、美的集団、九陽(Joyoung)などの伝統的メーカーが天猫の特注・カスタマイズコーナーのメンバーに加わり、新たなスマート製品を発売している。美的の“OS集智”スマート冷蔵庫は、YunOS操作システムを搭載し、きめ細やかな調節が可能。庫内温度の遠隔調節、リアルタイムの食材鮮度管理だけでなく、庫内のウェブカメラで保存食材の種類を識別、主婦のような献立作りをサポートする。ECOVACS(エコバックス)は天猫ファンの需要に応え、昨年の吸引・モップ一体型の掃除ロボットに続き、同じ経路を後戻りしないで吸引と拭き掃除ができる、より賢くなった掃除ロボットを発売する。