インターネット分野の投資と運営に関する禁止・規制項目を定めた第1弾の市場参入基準が明らかになった。中国国家発展改革委員会(発改委)は先ごろウェブサイトで、「インターネット市場参入ネガティブリスト(第1弾・試行版)」(以下、「リスト」)を発表し、意見の公開募集を始めた。
中国のインターネット市場はここ数年にわたり、参入障壁の低さ、高い効率、柔軟な方式などに後押しされ、急成長を遂げた。一方、新興産業となるインターネット市場には比較的大きなリスクや不確実性も存在し、関連政策・法律制度による管理と規範を欠くなか、2015年以降インターネット市場のリスクが目立つようになり、中国経済の成長と社会の安定に大きな影響を及ぼしている。中国国務院は2015年に「“インターネット+(プラス)”行動の積極的推進に関する指導意見」で、各産業のインターネット参入ネガティブリストをまとめ、実施する必要があるとの考えを明らかにしていた。