アリババ(阿里巴巴)集団が2017年度第2四半期(2016年7月1日から9月30日まで)の財務報告を発表した。それによると、同期のアリババの収入は前年同期比55%増加して342億9200万元(1元は約15.3円)に上った。中核のネット通販事業の収入は284億9300万元で同41%の増加だった。注目されるのは、淘宝(タオバオ)と天猫(Tmall)の有効ユーザーがアリババの収入に貢献した金額が、215元に上昇したことだ。「京華時報」が2日に伝えた。
同報告によれば、調整済みのEBITA(支払金利前税引前利益)は同42%増加して145億9300万元に達し、調整済みの利益率は43%だった。このうちコア通販事業の調整済みEBITAの利益率は62%。非現金の再評価益、株式の奨励金、個別のその他の項目を除くと、同期の調整済み利益は同41%増加して129億4900万元になり、調整済み希薄化後1株あたり利益は5.26元で、市場の予想を12%も上回った。またアリババの調整済みフリー・キャッシュ・フローは139億4300万元だった。