ブルームバーグのアジア経済専門家である陳世淵氏と欧楽鷹氏は、あるレポートにおいて、ブルームバーグの中国月間GDP追跡データを示しながら、過去数か月の中国経済は、政府が目標とする経済成長率6.5~7.0%の上限レベルを維持していると述べる。
同レポートによると、中国経済は第4四半期に入って成長の勢いを増しており、その結果、中国政府は債務リスクのコントロールや不動産価格の過度な高騰の抑制といった政策を継続できるようになっているとする。先ごろ開催された中共中央政治局会議でも、通貨政策は資産バブルと経済金融リスクの抑制に注意する必要があると言及している。
「ウォールストリートジャーナル」は、中国は現在、債務圧縮と過剰生産の解消に注力していると指摘する。現在、債務の株式化、資産証券化、旧型生産力の停止、企業統合の推進などがすでに始まっている。もし債務圧縮と過剰生産の解消が達成できれば、企業は再びレバレッジ余地と投資拡大のエンジンを持つようになり、新たな経済成長周期を迎えると予測する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年11月11日