中国と英国は、金融サービスと市場参入を強化し、ロンドンが世界トップのオフショア人民元センターとしての機能を維持することを確認。そのためのコンセンサスとまとめた。証券市場について両国は、「滬倫通」(上海・ロンドン・ストックコネクト)関連の制度や段取りの検討と準備を進めることで合意。債券市場では、中国初のグリーン資産担保債券が11日にロンドン市場に上場し、5億米ドルの資金を集めた。中国側は、条件を満たす英国の銀行に対し、中国銀行間債券市場でパンダ債の引受主幹事を担う資格を与える。銀行をめぐっては、例えば英国にある商店等での銀聯カード利用のカバー率を高めるなど、両国のキャッシュカード決済機関が相手国市場で行う業務開拓を支援する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年11月14日