「今日は新しい時代の幕開けだ」。シャリフ首相が祝辞を述べた。パキスタンのシャリフ首相を含む同国幹部がグワダル港に集まり、中国商船の初出港を見送った。貨物は中東とアフリカに向かう。パキスタン紙「Dawn」は13日、「グワダル港の運用が正式に始まり、パキスタンと中国の経済回廊が現実になろうとしている」と評した。
AP通信は「パキスタンの政界や軍事方面の指導者は13日、パキスタン南西部に赴き、中国商船がグワダル港を出発する姿を見送った。これで新たな国際貿易ルートが切り開かれた」と報じた。「Dawn」紙は13日、「パキスタン陸軍参謀長のラヒール・シャリフ氏、同国連邦兼地方政府高官、在パキスタン中国大使の孫衛東氏も記念式典に参加した」と伝えた。グワダル港にこれほどの重要人物が集まるのは2009年ぶりとなる。10月29日、約50台のトラックから成る中国パキスタン経済回廊連合貿易トラック隊が、新疆ウイグル自治区のカシュガルを出発し、警備厳重なバローチスターン州を抜け、12日にグワダル港に到着した。 「
現場取材によると、13日には中国国旗と中国外運長航集団の旗を掲げたトラック約20台が港に整列していた。中国外運長航集団新疆有限公司の袁建民党委書記は「環球時報」の取材に対し、「今回の連合貿易トラック隊は、構想から3年あまりかけてできた中国パキスタン経済回廊を走った。両国を貫く初めての車両による回廊が貫通した。とても重要な意義を持つものだ。回廊の建設はさらに発展を推進することだろう」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年11月15日