エクアドル、ペルー、チリを含む多くのラテンアメリカ諸国は一様に「一帯一路」構想に対してポジティブな反応を示し、「一帯一路」周辺国との関係を強化する意向を相次いで表明した。在中国エクアドル大使のホセ・ボルハ氏は先ごろ、「エクアドルはアジア内陸国家と基本的に直接的な貿易が行っていないが、今後は‘一帯一路’構想を利用して中国に物品の輸出を行い、さらに中国を経由してその他アジア諸国へ輸出をしたい」と話している。
インフラ建設と生産能力の提携が今後、中国とラテンアメリカの経済協力において重点分野となる見通しだ。インフラの相互接続は「一帯一路」の中心的なプロジェクトで、例えばエネルギー・鉱物資源、科学技術イノベーション、文化・教育などにおける協力も「一帯一路」構想の延長線上にある。こうした分野での協力と交流は、ラテンアメリカ各国の戦略方針や成長ニーズと合致するため、双方の経済・貿易協力の長期的な発展を促進し、各国のウインウインを実現する望ましいやり方だ。「一帯一路」の概念をラテンアメリカに広げ、中国とラテンアメリカが手を組んで進める運命共同体の構築を強力に後押しするだろう。