APECリマ会議は、G20杭州サミット終了から間もないため、「杭州コンセンサス」と呼応する部分が多い。「モデル転換とイノベーション」は、アジア太平洋地区の活力回復に不可欠であり、杭州サミットが世界経済の力強い、持続可能な、均衡ある、包摂的成長促進に向けて出した処方箋でもある。特に杭州サミットは、貿易と投資の議題について大きな突破口を開いた。世界の経済成長とガバナンスの面で重要な合意形成を実現し、世界のバリューチェーン強化を通じて貿易保護主義などに対抗することを決定した。これはリマ会議の手本となり、アジア太平洋地区の経済協力に向けた発展の方向性が示された。中国は杭州サミットの議長国として、またリマ会議の重要な参加国として、アジア太平洋の経済一体化の過程で主導的な役割を発揮したうえで、イノベーションと改革により自国の発展とアジア太平洋経済の成長をリード、人類の持続可能な発展を目指す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年11月21日