中国農業部は先ごろ、「第13次5カ年計画(十三五、2016-2020年)」の完了時までに、中国の穀物、綿、油、砂糖、果物、野菜、茶などの主要産地の主要品種について、基本的に1度の全面的改良を終える方針を明らかにした。安全性、耐性、適応性、生産安定性、多収性を大幅に向上させ、機械化に適応する品種の割合も大きく引き上げる。
これは農業部の余欣栄副部長が19日、全国現代種苗業発展工作会議で話した内容だ。余副部長は、中国の種苗業が良好な発展トレンドにあり、非常に大きな潜在力を有していると指摘。
今回の会議では、優良品種の科学研究に共同で取り組み、トウモロコシの実の収穫機械化、水稲のいもち病対策、小麦の赤カビ病対策、大豆の多収・高たんぱく品種の開発に注力することが決まった。主要農作物の品種査定基準の制定、非主要農作物の品種登録の加速、品種の査定と登録の連動、市場の需要に合致する新品種の普及を図る。