しかし投資家は、「中国政府には充分な準備資産があり、必要に応じて銀行業務の国有化なども可能」だと指摘。
このほか、政府債務と個人の債務ともに増加しつつあるが、先進国と比べて低水準だ。また、米国や西側諸国と異なるのは、中国が債務償還の原資を海外資金に依存しないという点だ。
「中国経済の債務規模が急拡大していることは疑いようが無い」。AIAのMark Konynチーフ投資担当は「しかし中国には多くの価値ある資産があり、債務の株式化(デットエクイティスワップ)が可能だ。長期的に見れば、我々の見方は一段と楽観的になる」としている。