中国は高速鉄道技術において後発ではあるが、そのキャッチアップ速度はかなり速い。線路の幅が広いことは極めて有利な条件であり、国からの資金供給もある。中国はこの10年余りの間に2万キロの高速鉄道を建設したが、その勢いは今だ消えてはいない。
このところ中国と日本では高速鉄道技術をめぐる競争が激しさを増している。インドネシアの首都ジャカルタとバンドンを結ぶ高速鉄道では中国が日本を制した。しかし8月のタイにおけるバンコクとチェンマイを結ぶ高速鉄道では日本が落札した。
ドイツメディアは28日、中国の京津冀のスーパー都市群の軌道交通網整備に360億元を投じる計画があると報じた。同都市群の人口は現在1億1000万人で、その中には首都北京のほか天津や河北省の各都市がある。
国家発展改革委員会によると、2020年までに総距離1100キロの軌道交通プロジェクト9本がスタート。同計画は2030年まで延長される予定である。新たなスーパー都市群の面積は21.2万平方キロと朝鮮半島の面積にほぼ匹敵する広さとなる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年12月6日