近年、中国とアフリカの経済貿易が急速に発展している。統計によると、2000-2014年までの中国・アフリカ間の貿易額は100億米ドルから2200億米ドルに飛躍的に増加した。双方の経済貿易協力の規模が拡大するとともに、その分野と構造も拡大、改善しつつある。工業、金融、観光、通信、航空、放送産業などでの協力が注目されており、アフリカで投資、起業する中国企業はすでに3000社を超えている。
タンザニア最大の都市、ダルエスサラームの南部にあるクラシニで、中国企業が建設した東アフリカ最大の斜張橋が南北両岸を繋いだ。大橋は中国とタンザニアの友好を象徴するタンザン鉄道とも交わる。
40年前に開通したタンザン鉄道と今年4月に開通した大橋は、タンザニアの異なる発展段階の象徴であり、中国とタンザニアの友好と協力の歴史でもある。
アフリカ南東部を貫き、タンザニアとザンビアを結ぶタンザン鉄道は1976年に運営を現地に移管、地元の経済発展に活力をもたらし、中国・アフリカ友好の記念碑となった。中国の技術で建造したニエレレ大橋はタンザニア国民の長年の願いを実現し、タンザニアの新たな道標となっている。
ニエレレ大橋は全長680メートル。メインブリッジは鉄筋コンクリートで作られ、2本の橋げたとケーブルで支えられている。最大支間長は200メートル、橋の幅は32メートル、往復6車線が通行。タンザニアは1930年代に大橋の建造を計画したが、実現には至らなかった。