中国民航局は12月1日より、旅客機の地球規模での追跡監視制度を始動させた。これは民航局の安全監視能力の向上、中国民間航空の安全保障システム強化につながる。
今回スタートした旅客機の追跡監視システムは、全ての中国民間航空の旅客機に対して、搭載された装置を通じて15分毎、またはより短い間隔で機体の経度・緯度・高度・位置情報を地上の航空管理部門に自動的に発信することを要求。これにより、地上では飛行中の旅客機の正確な位置をリアルタイムで把握することが可能となる。
マレーシア航空370便失踪のような事故の再発防止に向け、世界160カ国が昨年11月11日に、人工衛星を利用した民間航空機の追跡システムを導入することで合意した。これは旅客機衛星追跡システムのために専用の周波数帯を確保するという画期的な意義のある協定だ。新規定によると、世界の旅客機は15分毎に位置情報を報告しなければならない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年12月5日